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宙(そら)と私の散歩日記

大雪山の麓の町から、ビーグル犬の宙(そら)とのお散歩を中心に季節の移り変わりなどを綴ります。
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また きょうも おこられちゃって。

プリムラ1
きょうは 宙ねえさんは ごぜんから おしごとだって。
だから そのまえに おさんぽに行くつもりでは あったらしいよ。
だけど、やっぱり ねぼうだった。



プリムラ2
きょうは、どんな おてんきになるんだろう。


プリムラ3
おうちのお花は どんどんすくなくなってるよ。
母さんが じゃんじゃん草をぬいちゃって、ついでに じぶんのわからないのも ぜんぶ ぬいちゃうから。
これは、ぴんくのお花が咲く いちご。



プリムラ4
母さんは プリムラだけは だいじにしてる。
だから これだけは どんどん ふえる。



プリムラ5


プリムラ6


プリムラ7


プリムラ8
よるになったよ。
わたしは、すこしでも おいしいものがないかなって、こうして げーとの柵のあいだに 鼻をいれる。



プリムラ9
あした 母さんは おともだちと さっぽろに行くんだって。
やきゅうの しあいをみに行くんだって。
だから きのうから はりきってる。
きょうだって、いそがしくて そらのさんぽなんてしてるひまはなかったって。
そうじきを じゃんじゃんかけて、おせんたくもして とにかく はりきってたの。
そしてね、ふゆの くつを おへやに 干してもいたんだよ。
あした あそびに行けるからだと思うけど、わたしにも しきりに やさしく話しかけてくるよ。

宙ねえさんが帰ってきて、少しじかんがすぎたとき、わたしは たいくつで ひとりで あそぶことにした。
はみがきガムをかくしてみたけど つまらない。
何してあそぼうかなって さがしたよ。

宙ねえさんの耳に あやしい音がきこえてきた。
宙ねえさんが、いそいで わたしを見に とんできた。
わたしはね、母さんが干してた 母さんのふゆのくつを いっしょうけんめい かじってたの。
宙ねえさんは、あわてて ぼーろを とりに行ったよ。
わたしも くつを投げ出して いっしょについて行ったよ。

でも 遅かった。
くつは 穴があいてしまってた。
やさしかった母さん、ひょうへんしたよ。
そして、宙ねえさんに向かって「今までなんにもしなかったのに、あんたが帰ってきたからだよ!」って げきどした。
もちろん わたしにも すごくおこったよ。
わたしは 宙ねえさんのうしろに みをかくして ちょっとだけ小さくなってみた。
だけどね、わたしがいる ばしょに くつをおいてしまったことを 悔やんだとも思うよ。
すなおに しっぱいを みとめられない母さんだったよ。

宙ねえさんは、ためいきつくしかなかったよ。
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